五色文庫

真っ暗な絶望に　瞳を閉じ
めちゃくちゃに走ってた　あの頃
どん底に見上げた　あの空の青さ　ふと思い出してる

優しさがこわいから　背を向け
平気だとうそぶいた　孤独感（さみしさ）
ギザギザに尖った　こんなオレのこと　抱いてくれたお前

そしてお前に出逢えただけで　哀しいことは何もなくなるよ
そのまなざしが　その微笑みが　オレの生きる意味になる

夢は追いかけるもの？　叶うもの？
この瞳（め）には見えないもの？　違うよ
抱きしめるものだね　この腕の中の　お前がオレの夢

幸せにできるのか　自分に　何度も聞いてみるよ
ゴメンね　いつも傷つけるし　泣かせたりしても　ぎゅっと離さないから

そしてお前に出逢えただけで　きっと強くなれる気がするよ
泥だらけでも　傷だらけでも　心だけは汚さない

そしてお前に出逢えただけで　哀しいことは何もなくなるよ
この痛みさえ　この涙さえ　熱く生きる意味になる

振り向いた顔　さらさらの髪　ふいに泣き出す時の横顔
約束の指　すねた口唇（くちびる）　全部（すべて）　全部（すべて）好きなんだ

そしてお前に出逢えただけで　もっと強くなれる気がするよ
泥だらけでも　傷だらけでも　お前だけは守るから

光と影は隣り合わせさ　だから迷うこともあるけれど
新しい挑戦（みち）　歩く不安を　前に進む力にして

そしてお前がそばにいるなら　こわいものは何もなくなるよ
ただひたむきに　今日という日を　オレはお前と生きよう

【二人】信じろ！汚れなきこの真実
　　　　見つめろ！遥かなる夜明け
　　　　感じろ！高鳴る胸の鼓動
　　　　全身全霊　灼熱の炎に

【平勝真】氷結　後悔に　心は束縛され
【イサト】氷塊　絶望に　全ては凍りついた

【平勝真】すれ違うほど　【イサト】傷つくほど
【二人】氷壁がふたりを隔ててそびえた

【二人】蹴飛ばせ！渦巻いたこの焦燥
　　　　突き出せ！恋憎のこぶし
　　　　踏み出せ！過ぎ去りし過去から
　　　　瞳に希望の火を灯せ

【平勝真】氷点　ためらいが勇気に変わる瞬間
【イサト】氷解　疑いがとければ笑いあえる

【平勝真】向かい合うたび　【イサト】見つめるたび
【二人】氷壁にゆがんだ自分が映った

【二人】はき出せ！終わりなきこの葛藤
　　　　差し出せ！むき出しの両手
　　　　飛び出せ！新しい世界（あした）へと
　　　　本当の自分を手に入れろ

【イサト】お前のその泣き虫な　涙が暖かいよ
【平勝真】お前を今守りたい
【平勝真】孤独な日々　【二人】閉じ込めてた鏡　壊せ…

【二人】蹴飛ばせ！渦巻いたこの焦燥
　　　　突き出せ！恋憎のこぶし
　　　　踏み出せ！過ぎ去りし過去から
　　　　瞳に希望の火を灯せ

【二人】信じろ！汚れなきこの真実
　　　　見つめろ！遥かなる夜明け
　　　　感じろ！高鳴る胸の鼓動
　　　　全身全霊　灼熱の炎に